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ご挨拶

第50回制癌剤適応研究会の開催にあたって

このたび、第50回制癌剤適応研究会を2017年3月17(金)に徳島市のホテルクレメント徳島にて開催させていただくこととなりました。今回のテーマは、本研究会の発展にご尽力され、第42回・当番世話人の故・久保田哲朗先生(慶應義塾大学)のご遺志を継ぎ、先生の座右の銘とされていた「温故知新」とさせていただきました。「温故知新」は『論語』の出典によるもので、師となる条件として、先人の思想や学問を研究するよう述べた言葉であり、前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりすることにより、新たな道理や知識を見出し、自分のものとすることの意を有します。

本研究会は1968年に悪性腫瘍に対する化学療法の適応・感受性に関する研究から、治療成績の向上を図ることを目的に発足され、多くの優れた研究成果が発表されてきました。一方で、最近の癌研究は急速に進歩しており、癌治療における薬物療法においても、従来の化学療法から癌進展の生物学的特性を標的とした分子標的薬や免疫システムを標的とした薬剤の開発、また外科治療や放線治療などを組み合わせた多岐にわたる集学的治療が展開されつつあります。さらに次世代シーケンサーの導入によるゲノム・エピゲノム解析をはじめとした網羅的オミックス解析によるビッグデータの情報をもとに、新たな発癌・癌特性を左右するドライバー遺伝子の同定、新規標的遺伝子や薬剤効果判定のバイオマーカーの探索なども進行しています。このような癌研究を取り巻く環境がめまぐるしく変化していく中、我々は癌治療におけるこれまでの研究内容を吟味しつつ、新たな手法や着眼点にもとづいた方向性を見いだす「温故知新」の精神が肝要であると考えます。

本研究会は記念すべき第50回の開催であり、徳島では1993年に先々代教授・古味信彦先生が第26回目を開催されて以来、約四半世紀ぶりの開催となります。皆様方を徳島にお迎えするのにあたっては、教室員一同、誠心誠意“お・も・て・な・し”の心で歓迎する所存であります。多数の先生方のご参加を心よりお待ちしております。

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